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    • 2013.02.18 Monday
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    ワールドビジネスサテライト(WBS)に専務が取材を受けました!

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       おばんです!麺の丸光スタッフのきんととです!


      実は先日、ツイッターでもつぶやいたのですが、

      ワールドビジネスサテライト

      の方々に取材していただきました。


      そして さらに ガイヤの夜明けでも取材を受けることに・・・!

      専務のがんばりが 皆様の心も動かしているのだと 

      きんととも感動しました!


      気仙沼は今、みんな一生懸命です。

      必死で生きて 必死で生活しています

      ぜひ、

      5月12日テレビ東京ワールドビジネスサテライト(WBS)23時より 


      同じくBSでは 24時より 放送予定です。


      放送が決定し次第、ブログ、ツイッター上にて

      ご報なお、ガイヤの夜明けは告しますね!

      宜しくお願いします!


      ボランティア8日目〜後継者 気仙沼市災害支援品『復興物資配布会』まで後1日

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         本当は 日曜日にはボランティアをやめ子どもと過ごす予定でしたが 

        姐さんと出逢い、火曜日に延び、さらに 配布会が決まり水曜日の当日まで 

        ボランティア生活が延びることに・・・。

         

         散々悩みました。

        悩んだ挙句に 母に話すると『やりたいんでしょ!いいよ。』


        そういってくれました。


        みんなの協力があって わたしは 今、ここにいることができる。


        その分もがんばらないと・・・。


        気が付くと わたしと 友人は 


        一日3時間以上眠った日は一日もありませんでした。



         現場を離れる日が見えてきた頃、わたしは 


        誰に次のリーダーを任せるべきか 決めていました。


        これは 災害ボランティアには 必ず必要なことだと思います。



         今は ボランティアに参加していても 

        いつかは 地元に 仕事に 学校に戻っていきます。



        実は自分かリーダーをするよりも 

        後継者を育てることが重要だとわたしは考えています。


        また、今回はその後のことも考え、わたしのすぐ後になるリーダーと

        その後、サブ的な存在になる人をピックアップしていました。



        これは、わたしがリーダーと認められて 3日目のことです。 

         


         わたしが決めた後継者は 21歳の女の子です。

        そんなに目立つ存在ではなく 控えめですが 

        芯がしっかりしている子だと見受けられました。

        また、彼女は母親(わたしはいつもママと呼ばせていただいています)と

        いつも 一緒に参加していたことで 家族との関係が良好なこと、

        困ったときの大人の相談相手がいること 

        そして 彼女自身、あまり毒がないところも 

        リーダーとして素質があると思いました。

         よく リーダーには強い統率力から はっきりしているタイプや 

        物怖じをしないタイプ 行動力があるタイプを選びがちです。

        しかし、これらのものは 全て 付属品だとわたしは考えています。

        一番大切なのは 芯がぶれない人。これさえあれば 

        後は意外と どうにでもなります。

        前者は 古いタイプのリーダー(あ!わたしですか?)、

        後者のタイプは万人に受け入れられるのではないでしょうか?


         そして、わたしが選んだKちゃんは・・・みるみる頭角をあらわし、

        あっという間にしっかりとしたリーダーになりました。

        もちろん、まだ若い彼女は経験不足から 

        判断に時間がかかったり 間違うこともあります。

        でも そのためにわたしがいるのです。


         早い時期に後継者を決め 

        その活動を元リーダーとしてサポートする。

        この体制が作れると 現場はよい方向に流れます。



        すみません。ちょっと偉そうでした。



        名称変更〜気仙沼市災害支援品『復興物資配布会』

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          ミスター行政の話は以前から来てはいましたが 

          私は一度も会ったことはありませんでした。

          今回の青空市〜改め『復興物資配布会』の企画立案は 

          ミスター行政とのことで・・・。

          色々と案があれば 現場サイドで・・・。おいおい!丸投げですか?


          『忙しいでしょうが現場のミーティングにも参加していただきたいですね〜。』

          友人の スペシャルな毒という名の嫌味が飛びます。


          他の市内行政マンが『○○クン』呼ばわりするところをみると 若いのかなあ。

          若いのに権限があるという事は キャリア組かしら?

          でも キャリアならこういう有事には 責任を取らされないように 

          あまり現場にはいないと聞いたこともあるしなあ。



          想像は膨らみます。



          友人が毒を吐いた翌日、ミスター行政が 物資庫を訪れました。

          よどみのない説明や 私は一生懸命市民の皆様を考えています的な発言。

          あまりにも 胴に入っていて 嘘っぽくすら感じてしまう。


          げっ!わたしの苦手なタイプ・・・。今回は人には恵まれてきたのに・・・。

          ミスター行政は わたしの神経に触る言葉を言うのが大好き!

          相手の顔を見ただけで その人が嫌いな言葉がわかるのかしら?

          まさか・・・。

          そんなことはないかもしれないけど でも・・・天敵だ!


          彼の言葉に いちいち反応してしまうわたし・・・。

          ミーティング中にも 感情的な発言を繰り返してしまいます。

          『全国の皆様から送られた誠意のこもった支援物資だから 

          無駄にはできない!』といいながらも 

          大多数の方は 物資庫を早くカラにすることに ご忠心です。


          『早く はかさないと(物がない状態にする・はける)』的な発言は 

          あちこちで聞きます。

          『その言い方、やめませんか?』 

          わたしは 感情的な動物のようです。



          物資 全体を統括されている ミスター行政は 

          ここにある衣料品も担当していますが 食料品なども担当しているようです。



          人の生死にかかわる食料、衣料品が後回しになっても仕方ないのですが・・・。


          それでも 物資を避難所対応ではなく 末端まで届けたい!

          すると ミスター行政は『良い方法があったら逆に教えて下さい。』・・・。

          そうこられると こちらも困ることが きっとわかっているんですよねえ。

          たとえ アイデアがあっても 人を動かす力はわたしには ありません。



          『一人でも 一軒ずつ回ります!!』 熱くなった私が 思わず叫ぶと・・・

          『本当に・・・。』といいながら 土下座の姿勢に・・・。え!え?エー!!

          と 思っていると 靴紐を結びなおした。



          からかわれた・・・・ムカツクー!!!

           

          ミスター行政がわたしより一枚も二枚も上手(うわて)なのはわかりました。

          でも だからって許せない。

          行政側は 配布会を連日、続けてやりたいそうですが 

          ただでさえ 反対なのに 準備期間も3日しかないのに絶対に無理です!

          ミスター行政もそのことは 理解してくれ 13日開催後は 

          次回を土日にしてもらえるよう 掛け合ってくれました。


          その他にもシャトルバスの手配や 交通指導隊、テントの設営等の手配も約束してくれました。

          『無料のシャトルバスがあれば お年よりも参加できるかも?』わたしの心は 少し晴れました。

          あれ?話を聞いてくれている。意外といい人かも?ミスター行政。


          でも これは 波乱の幕開けでしか ありませんでした。




           


          復興!!青空市(仮)〜配置図〜気仙沼の物資は・・・

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             正式決定した青空市(仮)。早速、ミーティングを行い 種類別にした島を作り 片側の一方通行で行うことに決定・・・ ・・・ ・・・ したはずでした。




             一方通行にしたのは もちろん 怪我と事故の防止のためだったのですが・・・


            ミーティング後半、私が席を はずしている間に 話はひっくり返り 会場内を 自由に動けるようになり 配置も全く異なるものに なりました。


            『席をはずす人が悪いんだよ・・・。』 と 友人。


            なんだとー!!


            お前が仕事を私に振ったから席を立ったんじゃないかー!




            とはいえ、丸一日 事実を知らなかったショック。


            女性スタッフがいたにもかかわらず こんな無謀な企画を通してしまったショック。


            席をはずしている間にこんな大事なことを決められてしまい 自分の存在価値が皆無だったことへのショック。




            あまりにも ショックが大きすぎて ろくに口も利けません。


            みんな 面倒なんだ・・・友人が言った台詞なのか 私の心の声なのか・・・それすら 記憶にありません。




            『わたし、絶対反対だから・・・。』 


            怒りで震えて うまくしゃべれない・・・。


            男性スタッフは 模擬店か フリーマーケットと 同類に考えていたのでは ないでしょうか。


            しかし これは 1円でも値段がつくものではなく 全国の皆様から 送られてきた 善意のかたまりである支援物資であり 毎日 50名以上の 被災者である 市民ボランティアの皆さんが 仕分けしたしてきたものです。


            私には・・・・適当なやり方は許せない・・・。




            『こんなやり方、絶対 事故が起きるし けが人が出る。』


            全て無料の支援物資の配布。それも数万点の中から自分で選べるのだから 規律と制限は絶対に必要だと思っていました。


            しかし、空間的センスのない私には 思いはあっても 今のやり方では だめだということが わかっても 一方通行にする以外、案はありません。


            しばらく 黙っていた友人が 図面を書き始めました。


            『確かに現行では危険 』



            友人が新たに書いた配置図は そのまま 当日の配置図になりました。


            準備期間3日半という強行スケジュール。


            本当にこのやり方でしか 皆さんに物資をお配りできないのか?という疑問


            色々な思いがあります。



            しかし やると決まった以上、逃げることもやめることもできません。


            とにかく

            怪我なく 事故なく 一人でも多くの

            市民の皆様にひとつでも多くのも物資を




            4月11日2時46分 黙祷ーもくとうーあれから一ヶ月過ぎたあの日・・・

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            この日、目前に迫ったイベントの準備をしながらも 


            物資庫の中には みんな共通の思いがありました・・・。



            震災、そして、大きな津波、町中を火の海にした大火災・・・。



            あれから 一ヶ月・・・。



            口に出さなくても同じ思いがあったのは 空気でわかりました。



            そして 同じ時刻になる 少しまえ



            全員で集まり 黙祷の時刻を待ちました。



            あれから一ヶ月・・・。



            静かに待つ みんなのもとに 


            黙祷の時刻を告げるサイレンが鳴り響きました。



            『黙祷』


            普段はふざける高校生も みんな真剣に黙祷を捧げます。




            亡くなった 家族や友人知人を思って・・・。



            そして いまだ 発見されない家族や友人知人を思って・・・。



            黙祷を捧げた後、


            みんなは 残りの時間、黙って作業を続けました。


            しかし、その目が 赤くなっていない者など 誰もいませんでした。




            復興とか 再建とか どうすれば良いのかなんて 

            一市民のわたしにはわかりません。

            テレビを視ても 新聞を読んでも わからないことがたくさんあります。


            でも 

            ここで泣いている人たちが

            笑える町に戻らなきゃいけないんです。



            ここにいる市民ボランティアのみなさんは 

            こんな考えもつかない つらいことがあったのに

            気仙沼のために毎日、寒い中で作業を続けているんです。


            みんなが笑える日、その日を目指さなきゃいけないんです。


            気仙沼市民は ひとつでも自分に出来ることを探して動いている。


            それを この 物資倉庫で わたしは感じました。




            追伸:企業のブログとして不適切な表現が含まれていました事を心よりお詫び申し上げます。

            しかし気仙沼市民ボランティアの心情を上手く表現する言葉が見つからず

            このようなブログを書かせていただきました。

            みんな 立ち上がろうと 一生懸命なんです。

            必死でもがいているんです。

            全国の皆様に 是非、その気持ちをくみ取っていただければ幸いです。


            ボランティア7日目〜引き際〜

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               姐さんが気仙沼での最後の日(4/11)を迎えました。

              『有給残っているでしょ!青空市(仮)見てから帰りなよ〜!』

              冗談半分で しかし できることなら 姐さんにいてほしい 

              その思いから 思わず 出た言葉でした。


                姐さんは笑って

              『帰ったら きっとデスクが山になってるから無理だよ〜。』

              すごく一生懸命に こんな私をサポートしてくれていた姐さん。

              たまに口から出る『いいなあ。私も見たいなあ。』という台詞。

              あれは、私に話を合わせているだけ?


              ・・・・・・・・・・。


              しばらくして 姐さんの本音を耳にしました。


              ・・・・・・・・・・。


              『本当は残りたいけど、私の後に来る中に女性職員もいて 

              私がいるとやりにくいだろうから・・・。』



               私は、ハッとしました。私より 少しだけ年上の姐さんが 

              そこまで考えている・・・

              なんて私は 自分勝手なんだろう。

              浅はかな自分の考えに 本当に恥ずかしくなりました。

              『次に来る人も自分で志願してきているから!だから 

              きっとがんばってくれるし 私もしっかり引き継ぎ書くから』



              そういう姐さんに もう何も言わないと 決めました。



               昼が近づき 新しい職員の方が到着し 引継ぎと挨拶を済ませた後・・・




               姐さんが 去る時間が 近づきました。



              私は自分の作業に没頭していましたが 気が付くと目の前に 

              すでに涙で目を濡らした姐さんが立っていました。



              『逢えてよかった。』 姐さんがそういいました。



              『泣かないでよ。』 私がそういうと 一瞬、二人で抱き合い




              ・・・  ・・・  ・・・





              ・・・私は 自分の作業に戻りました。



              涙は流れたかもしれない。

              でも すぐに作業に戻ったのは 

              姐さんがきっとそれを望んでいると思ったから・・・。

              私たちは 友達を作りにきたわけではなく 

              災害のためのボランティアで なおかつ 私は リーダーだから・・・。

              姐さんは 他県でありながら 志願して災害地に入った 

              数少ない女性行政人だから・・・。


               姐さんを遠目に見送りましたが わたしは作業を続け・・・ 




              休憩時間に 車の中で泣きました。


              いつもは 休憩時間には ボランティアさんの話を 

              なるべく聞くようにしていましたが・・・


              今日は もう限界でした。


              嗚咽(おえつ)をあげて全ての感情を吐き出すように・・・




              わたしは 泣きました。


              休憩が終わる頃、『お前、顔酷いぞ!化粧直してからこいよ!』 と 友人。


              はい。おっしゃるとおりでございます。

               

               化粧を直しながら こんなに泣いたのは何年ぶりだろうと ぼんやり 考えていました。




               頭の中で



              『姐さん、ありがとう。』 

              そう つぶやいて わたしは 彼女のことは しばらく忘れることにしました。

              感傷に浸っている暇は ありません。

               


               車を降りる前 バックミラーに向かって微笑みました。

              『まだまだいけるじゃん。(うそうそ)!』 

              その笑顔のまま わたしは みんなの元へ 戻りました。



              青空市(仮)まで あと2日・・・。


              追伸:姐さんと別れてから すでに一ヶ月が過ぎようとしています。

              それでも 彼女はわたしの一番の理解者であり 一緒に戦った同志です。

              あなたがいたから あなたと離れてからも頑張れた。

              あたながいたから わたしは仲間を作ることができた。

              佐賀県庁職員副島さん 本当にありがとうございました。

              尊敬と敬愛をこめて・・・。

              ボランティア6日目〜青空市

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                大きな余震がありましたが、停電と一部の断水で 夕方には電気も回復した 次の日、大きな決定事項が ありました。

                  もしかしたら…で行政の方から話があった『青空市(仮)』本日、正式決定しました。

                 全国から送られてきた 善意である衣料品を中心とした物資を広く気仙沼市民に届けるため 青空市を開催するそうです。

                そう 言うと聞こえは良いのですが…私はあまり賛成では ありません

                広く…といっても 山の上の方にある 会場には一定の方しか参加出来ません。
                『これってホントにみんなのため?』疑問ばかりが残ります。

                でも 震災後、暗い話題ばかりだった気仙沼に少しでも 楽しい事が出来ればみんなの笑顔も見れるかもしれない。また 毎日、地道な作業をしてくださっている ボランティアの方にも良いのかも知れない…

                心はふたつに別れます。
                でも、決まったことは変えられないのなら せめて有意義にしたいよね。


                私の目標は

                『ひとりでも多くの方にひとつでも多くの物資を!怪我なく事故なく楽しく!』


                出来るかな?


                いいえ。必ず そうしなくては!


                〜詳細〜
                日時:4月13日
                   10:30〜14:00
                会場:気仙沼西高校
                   グランド内にて
                配布品は全国から送られてきた主に中古衣類、靴ですが、下着類は新品のものをご用意しています。また、クロックスも各サイズ新品のものを用意しています。



                ※当日は たくさんの方に来ていただき    ありがとうございました。

                みんな 被災者

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                   物資庫の中には いろいろの立場の方がいます。

                  市の行政人、他県市町村行政人、自治連、JC、企業ボランティアの方々、そして市内の市民ボランティアの皆さん。

                  ここで大きく分けられるのは 同じ場所で同じことをしていても サラリーが出る人と出ない人がいます。 


                   そして もうひとつの分け方、市内在住か そうでないか・・・。

                  わたしは当初、前者の分け方で区別していました。

                  しかし、男性の業務は いろんな立場の方が 入り乱れていますが 女性の業務は ほぼ、市内の市民ボランティアの方で占められています。 


                   その中で、 わたしは彼女の話を聞きました。

                  彼女は わたしとそれまで 意見が合うことは ほとんどありませんでした。

                  彼女の家は 震災時、取り残され クレーターゾーンのような地域でした。彼女が 震災時に経験したもの 見たものは けして 他人の私がブログに乗せることができないほど 悲惨な 内容でした。

                  そして 彼女は その中から 公僕としての使命を果たすため 現場で仁王立ちになっていました。震災から 一ヶ月が過ぎようとするこの時期まで 彼女は 一日も休まず 化粧もせず 今までとは 全く違う仕事を こなさなければいけない。彼女は がんばれば がんばるほど 周りと壁を作ってしまい 孤立していったのが 今では手に取るようにわかります。

                  『本当は、話したくなかった。』 彼女が言いました。

                  『話してしまったら 私は崩れてしまいようで・・・。』 

                  彼女の 本心だと思いました。


                  これは 二次災害だ。 そう思いました。

                  それも 人が招いた人的二次災害だ。 そう思えて なりませんでした。


                  彼女が最初に本音を漏らしたときの言葉は忘れません。

                  『本当に どうしていいかわからない。』


                  彼女はずっと あくまでも行政である立場は 貫いていました。

                  それは とても辛い事だったと思います。彼女の頑(かたく)なな その思いは 人には通じず 不協和音を生んでしまったことを 誰が攻められるでしょうか。


                  そうです。

                  彼女も被災者なのです。そして 市内のボランティアさんは

                  みんな 被災者なのです。


                  なぜ こんなこと 最初から気が付かなかったのか・・・。

                  私は 自分を恥じました。


                  そして この瞬間、ここでの私の役割が見えてきました。



                  みんなの話を聴こう・・・。



                  わたしにできる ここでの役割は みんなの話を 聴くことだ。

                  少しでも 一人でも多く心が軽くなれば・・・。


                  ・・・。・・・。・・・。


                  この日を境に わたしと彼女の関係も変わりました。

                  私はみんなの前で あえて彼女をからかいながら いじめました。

                  『すみませーん(汗) おっしゃるとおりでございます!』

                  彼女のこの台詞は 現場の流行語となり 彼女と 笑いながら話す ボランティアさんも増えました。


                  彼女の笑顔が見れたとき

                  『これだけでも ここに来た意味があったかな?』

                  と ちょっとだけ 思えました。


                  しかし 上には上がいます。

                  この後、ものすごい ミスター行政がわたしたちを待ち構えていました。




                  ボランティア3日目〜出逢い〜

                  0
                     

                     彼女が現れたのは その日(4/7)の昼ごろでした。

                    『こちらはボランティアのリーダーさんです。』

                    え?わたし、リーダーだったの?

                    いつの間にか そういうことになっていたみたい・・・。

                    『よろしくお願いします。』

                    そういった彼女は、上下作業着を着て ショートヘアに帽子をかぶる

                    やる気満々スタイル。

                     しかし、他県であっても 行政・・・それも県庁職員です。

                    公(おお
                    け)の人間だと思うと わたしは少し冷めた目で彼女を見ていました。


                     彼女に 今までの経緯、現在のやり方、物資庫内に連立する支持

                    令系統の不安定さ・・・。


                     話し終わった後、わたしは彼女に仕事をお願いしました。

                    それは フォーメーションが崩れたブースへ 作業工程の説明と作業場の構築。

                    『わたしが話しても聞いていただけないので・・・。よろしくお願いします。』


                     所詮、できないと思っていました。

                    大体、わたしの話も理解してくれているのだか どうだか・・・。


                     ところが・・・彼女は完璧にこなしてしまったのです。それも 自分も一緒に

                    なって 作業を進めながら・・・。 

                    上から見下ろすような態度もなく ボランティアの皆さんに 敬意を払ってい

                    る風にすら見えました。


                    ・・・わたしとは 人間の器の大きさが違う・・・


                    この時から少しだけ年上の彼女に敬意を払い 心の中では『姐さん』

                    と呼ばせていただく事にしました。


                     姐さんは他県庁職員で 今回は女性でありながら 志願して被災

                    地に入ったそうです。

                    また、宮城県庁に 人材の派遣を申し出た際、公的人材不足である

                    のが 気仙沼市だと言うことを耳にし わたしは肯定と不安感の両方

                    感じずにはいられませんでした。


                     姐さんは それまでのわたしの話を総合し、『わかりました。』

                    そういうと 元々いる 他の行政職員に話をしてくれました。

                    その話し方のストレートなこと・・・。私ですら ドキマギしていましたが 

                    時は有事です。

                    のんびり 根回しなんかしていれないのも真理です。

                    わたしが 話したときには 全く相手に されていなかったのに 彼女が

                    話すと 全く反論することなく 受け入れられていきます。



                    『私が行政との橋渡し役になるから!』

                    姐さんから言われた一言は どんな武器よりも どんな盾よりも

                    私を守ってくれるように感じました。



                     市の職員より 県の職員のほうが 偉いんだぁ。しきりに感心してい

                    ると 彼女は『そんなことないですよ!県は市の職員に 使われてい

                    るんすよ!』そう言って なんとなく二人で笑いました。



                     わたしは二人目の強い見方に出会うことができました。 

                    『幸運(ついてる)!!』

                    どんな状況でも 人にさえ恵まれれば どうにかなります。


                    日一日と 雰囲気が良くなる物資庫。女性ボランティアは 

                    まとまりつつ ありました。


                    しかし、私はこの時点では 最大に大切なことに 

                    気付いてはいませんでした。


                    ボランティア2日目〜戦闘開始〜 わたし・・・嘘つきなんです・・・

                    0
                       

                       二日目の朝(4/6)、ボラセンで登録を済ませ 送迎バスに乗り込むと 隣の席に

                      同じくらいの年の女性がいました。

                      普段から 眼が合うと 話しかけてしまう 悪い癖がある私は 早速、彼女と

                      おしゃべり!

                      なんとなくこの人とは 馬が合いそうだな〜そう感じていました。


                       物資庫に到着すると 大きく深呼吸をして・・・私は嘘をつきました。


                      『先ほど、係りの方から言われて 今日からやり方を変えてほしいそうです。』


                      ボランティアの皆様、すみません。本当にごめんなさい。あれ、うそです。

                       

                       本当は自分で考えたやり方です。もちろん、前回の経験を考慮に入れてですが 係りの方には何も言われていません。それどころか 係りの方が 誰なのかすらわかっていませんでした。

                      前日、個人的にやり方を変えませんかと提案はしたのですが 見事にかわされ 聞いてはいただけませんでした。


                       前日までの 一人が1から10まで完結する方法ではなく 基本的に流れ作業で 一人一工程を目安に 段ボール等の配置も変え フォーメーションを作りました。

                       するとやはり 大幅に作業効率が上がり 昨日一日分の出来高を二時間かからずに 終わってしまいました。ただ このやり方だと とても疲れやすく 若い方は良いのですが ご年配の方にはちょっと不向き・・・。休憩を多めに取ることで対応しましたが 不満が出ることは覚悟していました。


                       三箇所あるグループのうち一箇所がうまくいくと 午前中のうちに三箇所ともやり方を変えることができました。


                      もちろん、心の中では 謝ってますよ!『嘘つきでごめんなさい!!』


                      そんな時、ボランティアを管理しているA氏より声を掛けられました。

                      『まずい!怒られるかな?』でも文句言われたら 言いかえそう!!あんたの管理が悪いんだよ!!って!!


                      しかし、A氏からは意外なことばをいただきました。

                      『ありがとう!助かりました。』

                      ・・・え!・・・

                      すっかり 注意されると思っていた私は拍子が抜けてしまいました。

                      『他にも 意見があったら教えてください。会議に挙げますから!』

                      本当に びっくりしました。


                       そして このA氏より ボラセンが複雑な状態であること 物資庫の複雑になりすぎた管理体制を聴き 驚きました。これによって場内の殺伐とした雰囲気や怒声が飛び交うことや 指示が二点、三点する理由も納得できました。


                       みんな 大変なんだ・・・。不協和音だったこの現場には そうなるだけの理由があったのです。





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